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- ホルンとアントラー──山羊座満月と角の儀式
- 2025-06-29 04:44:17

- 満月の森に現れた神聖な牡鹿──スピリチュアルな導きを授けるジャレス先生のバックムーンコラム『ホルンとアントラー』
Oracle from the Shrine of Silence ── Jarethが描いた神秘的なバックムーンのアートビジュアル。
この啓示は「静寂の神殿」に属し、神聖なる領域に留め置かれるべきものです。
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## ホルンとアントラー──山羊座満月と角の儀式
★☆★彡────────────
2025年7月21日、山羊座の満月がやってきます。バックムーンと呼ばれるこの満月を前に、私は静かに祈るように空を見上げていました。まだ満月には少し時間がありますが、その光はすでに内側の“角”を照らし出そうとしているようです。そう感じた瞬間、胸の奥に確かな感覚が走りました。
──ふたつの角が見える、と。
ひとつはねじれた黒いホルン。山羊のように固く、鋭く、どこまでも貫く掟の角。
もうひとつは、枝分かれした白いアントラー。鹿のように優雅で、時間と共に生まれ変わる角。
今年のバックムーンは山羊座に重なります。
**ホルンとアントラー──この夜は、ふたつの“意志”が私たちの魂に問いかけてくるのです。**
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### 掟を守る角──ホルンの記憶
山羊座は、社会的責任、秩序、試練の星座といわれています。
しかし魔術の文脈では、それは**バフォメットの角=ホルン**と重なります。
ホルンは一度生えたら落ちません。ねじれながら成長し続け、時に重く、それでも確かに自分を守ってくれるのです。
この頃、私はいくつもの“終わらない誓い”を思い出していました。昔の約束、守り続けた信念、誰にも言えなかった「変えたくない」こと。
それらは私の中で、**ホルンとして残っていたのだろうと感じます。**
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### 手放し、再び生える角──アントラーの再生
一方、バックムーンは鹿の角=アントラーの季節です。
鹿は冬に角を落とし、春になるとまた新しい角を生やします。そのたびに形が変わり、枝が増えていくのです。
そのサイクルはまるで、私たちの魂の在り方そのもののように感じます。
過去の価値観や人間関係、肩書きや役割……それらを落として、何もない頭蓋にまた“何か”が生えてくる。違う形で、違う高さで。
私は今、その“何か”がすでに芽吹き始めているのを感じています。
---
### 角の交差点──選ぶのは自分です
ホルンとアントラー。
どちらを持つべきか、どちらを落とすべきか──正解はありません。
ただ、満月は静かに問いかけてきます。
> 「その角は、まだ必要ですか?」
私は、かつての自分を守ってくれた角を、いま見つめ直しています。
背負い続けるのか。落として、新たに伸ばすのか。
**それを選びなおす夜が、バックムーンなのです。**
---
### 月影に角の形を見る
月は今、満ちきろうとしており、そしてまた還ろうとしています。
もし、あなたの心の奥に、理由のわからない不安や迷いが浮かんでいるなら──
それは、**アントラーが落ちるときの痛み**なのかもしれません。
この満月は問います。
**あなたはホルンを戴いたまま進むのか。**
それとも、**アントラーを落とし、新たな枝角を育てなおすのか。**
どちらが正しいかではなく、今のあなたにどちらがふさわしいか。
**山羊のホルンと、鹿のアントラー──月は今、どちらの影を映しているでしょうか。**
────月の輝く夜に
☆彡Jareth
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### ※プシュケ補足説明:
**山羊のホルン(horn)は、中に骨の芯があり、その外側を角質が覆っています。生涯を通じて伸び続け、一度も脱落しません。**
これは「誓い」「責任」「変えない意志」の象徴とされます。
**一方で鹿のアントラー(antler)は、完全に骨でできていて、毎年冬に自然と落ち、春に再び伸びていきます。**
この周期的な生え変わりは「再生」「更新」「変わることを赦す力」の象徴です。
それぞれの角が象徴するものの違い──それは魂の選択のかたちにも通じているのです。
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